産業カウンセラーになるには

アメリカにおける産業カウンセラー

アメリカにおける産業カウンセラー

アメリカでは、風邪を引いたり、
怪我をしたときに病院にかかるときのように、
当たり前のようにカウンセラーにカウンセリングをしてもらうという
習慣があります。

 

しかし、アメリカには、
「産業カウンセラー」という固有名詞はありません。

 

アメリカでは、心理学者やカウンセラーが
社会のさまざまな領域で活躍しています。

 

そして、日本でいう「産業カウンセラー」という立場で
働いている人たちのことは、
「産業界で働いているカウンセリング心理学者、カウンセラー」
という概念で捉えています。

 

ただ、アメリカでは、
従業員の職場生活と私生活は切り離して考えるという認識があります。
ですから、従業員のメンタルヘルスに関しては、
個人の問題として捉えられており、
個人で解決する問題であり、
支援も企業の外で行われるべきだと考えられていたのです。
また、人事採用や配置、教育訓練などについてのアドバイスをする
「産業心理学者」という立場の人が、
既にアメリカの企業内で受け入れられていたこともあり、
他の分野でのカウンセリングに比べ、
産業カウンセラーの出だしは遅かったようです。

 

また、カウンセラーは、第一目標を常に
「個人の成長や発達の促進」と定めていました。

 

そして、最も心理的発達の援助を必要とする青少年を対象に、
カウンセリングを行っていました。

 

つまり、アメリカのカウンセラーの主な活動場所は、
学校や施設等の教育機関であり、
利益を追求する産業界ではなかったのです。

 

アメリカではこのような背景があり、
産業カウンセラーの出だしが遅くなったという状況があります。

 

しかし、近年になって、職業発達心理学、生涯発達心理学などという
学問に影響されたこともあり、
青少年を対象としたカウンセラーが成人にも目を向け始めました。

 

そして、役割理論やコミュニティー心理などの概念が一般化され、
カウンセラーが職場作りに対する機能を指導するという
考え方に変わってきています。

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